巨ハム

 6回裏まで見た所感。有原が防御率5点台って何の冗談ですか。150km/hを超えてコーナーにビシバシ決めるフォーシーム、制球、変化量ともに申し分ないカットボール、カーブ、ツーシーム、チェンジアップ。フォームも安定しているし、球速、球種、体力、精神力、高いところでまとまっているいい先発投手にしか見えない。試合中の談話ではハムのコーチすら完璧とコメントしていたようなのでよほどいい出来なんだろうけど、悪い時は甘い球が集まるタイプなのかな。
 巨人は多分貧打が改善することは今シーズンはないと思う。手駒の多さで接戦をものにはできているけど、絶対的に長打力不足。サブ、控え、脇役はいい仕事をしているだけに、主砲不在が最後まで響きそう。投手陣が全体的に落ちてくるであろう夏場に下手すると打線の良いチームに喰われるで、これは。それに合わせて打線が目を覚ませばいいのだけども。
 ていうか打撃コーチの責任はシーズン中は問われない方向なんですかね…? 怪我での離脱を除いても、これだけ打順をテコ入れしたり2軍の選手を抜擢したりしてもチーム全体で打ててないのだからそろそろスタッフにメスを入れんと手遅れになってしまう。
(※高橋に左投手をぶつけられても代打を出さずに三振、もうコーチに専念でもさせといてくれ)
 そして敗戦処理エースの宮國が今日も2イニングパーフェクトピッチ。昨年の宮國は数年で解雇待ったなしの糞ピッチでしたが今年の彼はいいね。フォームも球もだいぶワイルドになっていた。具体的には変化球はことごとく低めに制球できていたしスライダー、カーブの変化量も大きく、直球が150km/h近く出るので緩急も効いて変化球がより生きる。ただ先発に戻して直球が140km/h前後に戻るといかん気がする。とりあえず今シーズンはこのままリリーフ専念でよさそう。