A組第1ラウンド日本VS中国

技術的には手合い違いなので、大勝を期待していた方も多いでしょうが、結果を見れば3点差。
内容的にはワンサイドゲームでしたが、中盤までは1−0の接戦でやきもきする展開でした。
ブラジル戦に続き、勝つには勝ったが…といった内容でした。
それでも収穫もあり、例によって選手ごとに書いていこうと思います。
なお、中継は都合により6回表から見ました。
 
 
 
【投手】
前田健太---△→○ 全球見たわけではないが、球の威力は練習試合の時よりもアップしている。スライダーも切れている。しかし、まだ制球が甘く、中国打線が相手だったので打たれはしなかったが、危険なコースもチラホラあった。次回の登板ではより精度の高いピッチングが求められる。
内海哲也---◎→◎ シーズン通りのピッチングをずっと続けている。内海の凄いところはそのメンタルの強さで、昨年の日シリのような大舞台であろうと、ヒットでランナーを背負おうと、ピッチングの精度が下がるどころかむしろ上がる傾向にある。こういう投手は案外少ない。
涌井秀章---△→△ 打者一人なのでなんとも。ただ、この打席だけでもコントロールできてない球があった。球の走りもそこまで調子がいいとは言えない。
沢村拓一---×→○ もうこれわかんねぇな。今日の出来だけなら◎。ワンバンが1球あったけどスライダーも厳しいコースに制球できていた。何より150km/h前後の直球をコースにビシバシ。この出来をそのまま持ち越せるのであれば、2次ラウンドのキューバに先発でぶつけても面白いかもね。キューバは身体能力の高い選手が優先的に野手になる関係で国内リーグの投手は軟投派が多く、沢村のようなタイプは苦手だったはず。まあ、スライダーが真ん中に入れば一緒なんだけれども。
山口鉄也---○→○ 2点取られはしたけど、2回続けて後ろに逸らす捕手と、あと9回に起用する方が悪い。中国のヒット2本はお手本のようなおっつけるバッティングで、まあ、飛んだコースも悪かった。解説の工藤も最後にフォローしていたけど、8回で投げる時と別人なんだよなぁ。直球、シュートの威力は上がってきている。右打者のインコースは突けていたのでいうほど悪くはない。課題は変化球の制球か。8回に投げさせれば問題ない気もするけど。
 
【打者】
・中田、糸井に当たりが出たのは好材料
・4年に一度現れる、謎のWBC戦士聖一
・長野は大丈夫みたいに昨日書いたけど、この日のバッティング見たらあんまり大丈夫じゃなさそう。タイミング取れてないし、ボールも振ってるし、ミスショット多い。
・とは言っても当たりの出てきた糸井をここ数年守ってないセンターやらせて調子崩されても困るし、長野関しては戦犯覚悟でセンターを守らせ続けるしかないのでは。
・稲葉はお察し。と言っても、替わりのファーストにしても、本職がいないのか…。1次ラウンド突破が決まっていれば、6日のキューバ戦も稲葉でいっていいとは思うが、そこでも復調しなかったらどうするんだろう。
・坂本は波が大きいが、犠打を決めたりエラー出塁から盗塁したりと仕事はしている。もうしばらくはこのままいくでしょう。
・2試合で2パターン試した2番打者をどうするか。角中、松井ときたが、次は井端か?
・見逃し三振多すぎ。(多少クサい球でも追い込まれてたら当てなきゃ)いかんでしょ。
・もし6日より前に他チームの試合内容によって2次ラウンド進出が決まれば、キューバ戦は勝ちにこだわる必要はない。2次ラウンドに向けて必要なことをする場にしてほしい。