A組第1ラウンド日本VSブラジル

終盤の逆転劇でなんとか日本が初戦を勝利しました。
日本は6日に強豪キューバとの試合を控えており、A組突破にあたって絶対に落とせない試合。
 
事前の練習試合の結果から、WBC使用球にまったくアジャストできていない田中の先発はやめてくれよーーーと思いつつ、しかし日本屈指の右腕である田中と前田を先発させないというのは考えにくく、予定通り田中が先発。
以下、箇条書き。
 
 
  
【投手】
・田中 △→△ 相変わらずWBC球にアジャストできていない。制球がとにかく×。ボールにも外れるし、時には甘いコースにもいく。2回投げて被安打4。はっきり言って危険。2回で降板して良かった。
・杉内 ○→○ 田中ほど酷くはないものの、シーズン中よりも球も遅く、制球もピリッとしない。直球に威力がないからチェンジアップも見切られ、甘い球を痛打される。状態は上がってくるのだろうか…。
・摂津 ◎→◎ しっかり制球はできていたけど、バントヒット&ディレイドスチールでランナーを背負い、数少ない甘い球を痛打されて失点。本当、あの一球だけだった。
・能見 ◎→◎ アイライクノウミサン。解説陣も絶賛。
・牧田 ○→○ やはり初見では難攻不落っぽい。ただ、球に威力がないだけに失投が心配。
 
【打撃】
・坂本 ○→○ 最後の巨人戦で勘を取り戻したのか、積極性が復活、安打に犠牲フライ。ポップフライもあったけど、調子は上々。
・角中 ○→△ 練習試合ではコンタクトが良かったけど、本番に入ってサッパリに。バントは決めたけど、他の打席では高めのボール球に手を出しまくり、空振りしたり打ち上げたりしていた。初舞台ということで緊張もあるか? 選球眼が失われたということは、精神的に平常心ではなくなっているということ。中国戦あたりは使ってもいいと思うけど、結果いかんではキューバ戦は考えた方がいいかもしれない。
・松井 ○→△ 角中に替わって途中出場するも、突破口とはならず。調子自体は悪くはないように見える。
・内川 ◎→◎ 四死球で出塁もだけど、何と言っても1点ビハインドでの8回表、先頭でヒット出塁が最大の仕事。第2回WBCの決勝戦を思い出した。頼れる男や!
・糸井 △→○ 本番初安打をクリーンヒットのタイムリーで放った。これで精神的に楽になったか? 他にもライナー性の打球ありで、練習試合の一時期よりは調子を戻してきたと思われる。
・井端 ○→○ 同点タイムリーの功労者。4番糸井にバントさせて5番に代打井端とか、失敗していたら山本監督がボコボコに叩かれていたでしょう。俺は喜んだけど。それくらい稲葉は悪かったし、右の代打では信頼できた。セ・リーグ贔屓の方なら嫌というほどやられているであろう、左投手のインコースを逆方向へおっつけるバッティング。お見事!
・長野 △→○ 復調するかのキーマンの一人。引っかけた内野安打が一本と結果はイマイチだが、一時よりは球を捉えられているし、選球眼も良くなっている。平常心で臨めているようなので、本人の言葉を信じていいと思う。
・鳥谷 △→△ バッティングはまだミスショットばかりでタイミングが合ってないが、選球眼だけはしっかり戻してきて2四球。意外に頼れる下位打線へのつなぎとしては○。井端松井本多あたりは終盤の切り札に取っておきたい気がするので、案外これでいいのか…?
・相川 ○→○ 余計なことはせずにじっくり2四球。練習試合のホームランで打撃を崩さないか心配だったけれどさすがのベテラン。
・阿部 △→△ 満塁の代打で初球をセンター返し、セカンドに止められて二塁封殺されたけど、あそこで初球からいけるなら、代打の切り札としては十分。
・松田 ○→◎ エンドラン成功にタイムリーと、陰の功労者。上位打線への繋ぎ、また、チャンスの最後に回ってくるポイントゲッターとしていい働き。個人的には9番で固定してほしい。多分松田が今回の大会の打線のキーマン。内川の次くらいに重要かもしれない。
 
 
ブラジル戦での収穫。
・田中やっぱりまだだめじゃん!
・ウィーライクノウミサン
・角中ちょっとあやしくなってきたか?
・あれは…WBC戦士内川!?
・長野はそこまで深刻ではなさそう
・糸井、いい当たりを打ち始める
・いつもの井端や!
・9番松田、実は最重要じゃね?
 
明日の中国戦は予定があって終盤しか見れない。くそう、いい試合をしてくれ!