無気力

 落ち込んでるとはまた違いますが、気力がない。
 昔からなんですが、続いていたことがいったん途切れると、なぜかいきなり続けられなくなってしまいます。
 面倒くさいんではなく、なんか得体の知れない壁ができて、ぴしゃりと跳ね除けられてしまう感覚。
 たとえるなら、クラスが別になってすっかり話さなくなった友人と廊下で目が合ったけど、なにか怖くなって見て見ぬフリをしてすれ違うだけ……みたいな。ああいうときに立ちはだかる壁ってなんていうんでしょうね。
 やらなければいけないとわかっていることでも、本心ではやりたくないと思っているからそうなってしまうのかな。
 やりたくない、とは思ってないはずなんだけどな……。
 良くも悪くも感情が動かない。
 ここ数日の日米野球のエントリも、文字の上では遺憾の意を表明しますみたいなことを書いてるけど、実際のところは、出場していない選手のことはあんまり興味ないし、それきり追ってもない。ニュースをチェックしてたら気になる記事が目について書いてはみたものの、怒ってるわけではないし、納得できないわけでもない。ただ疑問だっただけ。
 うーん、無気力。
 食欲性欲睡眠欲はほっといてもいくらでも湧いてくるのに、それを除いたアレがしたいコレがしたいといった欲求がぜんぜんない。
 実行に移しさえすればいくらでも楽しめるのに、そこまでのプロセスがぽっかり抜けてしまった。
 書かなきゃいけないことはたくさんあるのに、そっちもなかなか書けない。
 お題小説も、一度に一作書いてUP、そして次、というスタイルだったのに、4つか5つ手を出して、どれも半端で止まってる有様。
 目的意識が抽象的すぎるからか、一度立ち止まったときになかなか動き出せません。
 うまくなるために書き続けようという目的だったはずなんですが、書き続けさえすれば内容や質は問わない、みたいなスタイルになってしまっていたのか、なんなのか。それでもいいからとにかく書き続けようよ、と今思っていても、いざファイルを開いて文字とにらめっこすると、空気の抜けた風船のようにふしゅるるるーっと。
 ようするにグータラってことか。
 本来なら五年くらい前に通過しとかなきゃいけない精神状態なんだろうなーー。
 
 おそらく気力は体調に拠るところが大きいと踏んで、何か手を打とうと思います。
 この精神状態が生活習慣のマンネリズムによるものだとしたら、やっぱり家から出ないといけない。
 休みで思いっきり「休んだ実感」を得るには
 参考にしよう。
 そう、変化だ。
 何につけても現状打破のためにはまず変化だ。