オリジナル笑顔で三回目感想転載No.001〜No.010、No.041〜No.050、No.061〜No.070

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 二夜連続、もとい二朝連続で雨中ジョギングしてきました。なんでそれまで曇りだったのに俺が走り始めると雨が降るんだろう。ひょっとしてこれが雨男ってやつか。雪男みたく雨の中にだけ出没する男。あれ? なんかニュアンス違うぞ。そうだ決め台詞が足りない。決め台詞は「傘返せ」で。傘を盗られたことが原因で命を落とした哀れな男の物語が始まります。……哀れっていうか間抜けだよ。
 感想転載ですが、誰が一日最大20個なんて言った? ――答えは、否!
 30個挑戦ヒャッホー!
 No.001〜No.010、No.041〜No.050、No.061〜No.070を立て続けにいってしまいます。
 
 
 
 
 
 

No.001 にじのむこうのおはなし
 キレイすぎてやんなりました。
 
 このお話から一体何を感じればいいのだろう。
 読み終えて出てきた言葉は、はあ……次だ次。の一言でした。
 
 
No.002 黒船
 小気味いいなあ(笑)。
 
 あっしもわらかしていただきやした。
 
 おっとうつっちまったぜ。ごめんなすって。
 
 
No.003 遵守
 話の引っ張り方がいちいち鼻についてしまい、楽しむことができませんでした。「ほーれほれ」と読者の予想通りの結末に作者の予定通り誘導されているのがありありと伝わってきて、はいはい、いい話なんでしょう、もったいぶらないでいいよ、わかったから、はあ、やっぱりね、チクショウ、みたいな(笑)。
 こういう読み手は少数だと思いますが、作中の言葉を借りるなら救いがないだけのつまらない話、それも最悪の結末に至っていたら最高でした。
 
 
No.004 海神の矛
 興味のないジャンルというのもありますが、なんだかどこぞの戦争小説とかSF漫画のどこかの章のほんの一部をくり抜いただけ、という印象でした。
 すくなくとも、この密度は明らかに掌編向きではない(笑)。
 
 
No.005 理屈じゃないこと
 こざっぱりしていて好感が持てます。このままいちゃついて終わりなんかなーと思ったらこうきたか! 俺は人が付き合うきっかけよりも別れる理由が気になってしまうたちなのですが、その前後の機微を垣間見れて楽しめました。
 
 しかし少し前に似たような話を読んでいるので新鮮味には欠けるところ(笑)。いや、話自体が似てても、キャラがここまで似てなかったら評価はまったく違ったと思うのですよ。それがキャラまで酷似していたものだから、どうしても頭の中をチラチラよぎってしまって。ONEというゲームのキャラ、まんまに見えてしまったのです。
 
 
No.006 For tune the rainbow
 悲しい話ではありましたが、訴えかけてくるものがいまひとつ届きませんでした。うーん。なんだろう。どこが悪いというわけではないのですが、どこも楽しめなかったという。この手の話を点数をつけて評価するとなると、どうしてもこうなってしまいます。
 
 
No.007 事実上悪真実上正義
 エンドレス。
 
 ゆえに人間(笑)。
 
 人間ばんざーい。
 
 
No.008は省略
 
 
No.009 テロリスト長沢
 AAにつき略。
 
 
No.010 いろはの森
 完成度は高いのだと思います。
 趣味には合いませんでしたが(笑)。
 
 一読目は気になりませんでしたが、文体や設定を頭の中で構築して読み始めた二読目で、初っ端の「ストーブ」がえらく浮いて見えました。現実の未来の日本ではなく一種の非現実、御伽噺みたいなもの認識して再読したので、時代がかった語り口にあって片仮名の普通名詞がいきなり出てきてイメージが一気に揺らぎました。ストーブとやかんっていう庶民的というか我々の身近なものではなく、囲炉裏と鍋でも良かったかも……などと愚考する次第です。
 
 
No.041 No River to Cross
 落ち着いた雰囲気が好きです。はじめから終わりまでどっぷり浸かることができました。
 文章の馴染みっぷりが他の作品とは一線を画していました。掌編好きな方とお見受けします。
 
 
No.042 焚火
 野垂れ死に、に一票。
 
 №79に繋がったら面白いかもしれない、と思う自分がいます。
 
 
No.043 仮面を忘れた不登校
 ダメ人間の集まりだ(笑)。
 
 けれど、ダメなだけに、嫌いにはなれません。
 
 
No.044 おかめと天狗とアインスタイン
 ナントイウコトデショウ
 
 
 
 劇的BeforeAfter!
 
 
 彼に会った事によって自身、いや自信を持つことができたのですね。もったいない誤字でした(笑)。
 学の浅い俺のような読者でも、「ああ、当時の文章なのだなあ」とやみくもに信じさせるだけの魅力的な文章でありました。
 それにしても、ひょっとこはいい口説き文句だ! いや、参考にするかもしれません(笑)。
 
 もっともそそられたタイトル5つうちのひとつです(笑)。
 
 
No.045 おかえり
 今度こそは!と思ってテンション高いときに読み始めたものの、やはり変わらず_ト ̄|○
 読んでいて終始、黒板を爪で掻き立てられるようなもどかしさを感じて叫び出したくなってしまいました。
 
 はじめ小学生かと思いました。そして、小学校の6年間でやってみたらどうだったろう、などと考えました。いや、俺はそっちの方がいいかもしんない、と思ってしまったので。よりハッキリわかりやすい形で成長を伝えることができるような、そんなような。
 
 
No.046 ザ・ロケットフィンガーNO.5
 ロケフィンが読みたくて読みたくて仕方なくなっちゃったんで、書いてください(笑)。
 
 ああくそ、なんだろう。痒いところに手が届きかけてるのに敢えて触れずに終わったようなこのもどかしさ。とりあえず、小指にめちゃくちゃ惹かれました、とだけ書いて筆を置きますね。
 で、ロケフィンどこに売ってますか?(笑)
 
 
No.047 ポテト
 惜しいけど今ひとつ!
 文章自体は好きな部類に入るのですが、思っていたよりも波風立たないまま進んでしまったのがちょいと不満でした。この頭のいい捻くれた男子高校生の煤けた恋愛事情をもっと見たかった(笑)。
 
 
No.048 タクシー
 おーい(笑)。
 
 左に――――――! じゃねえよ!(笑)
 
 
 この出来事が妻との馴れ初めになろうとは知る由もなかった――
 
 などと続いていけば面白いんですが。
 
 
No.049 バレンタイン事変
 いかにも勢いで突っ走ったふうなコメディ。整合性がとれていればそれもいいんですが、不自然かつ強引な展開が目にあまってしまい、さりとて展開以外に見るべきところもなく。俺はちと楽しめませんでした。
 
 
No.050 2月30日にいたチャコ
 いい話だなあ、とは思うものの、他に残るものがない(笑)。
 
 はじめ「2月30日に板チョコ!? 馬鹿な、これが噂の幻のバレンタインってやつか――?」と戦慄してしまいましました。いいんだ、チョコなんて食べたら太るじゃないか。
 
 
No.061 山小屋語り
 はい、あなたがもってまわった話し方をするものだから、あなたが本当は人殺しで、私のことも殺そうとしているのかと思いました! だから殺そうと思いました! 悪気はありませんでした! いや悪気はあったけど、勘違いでした! ごめんなさい!
 
 ……とか何とか。
 老婆かと思ったら、産み落とした血がまだ乾いてないくらい若かったなんて。堕ろした直後ということは、まだ17かそこらでしょうか? びっくらこきました。
 でもこれは自業自得に思える(笑)。
 
 
No.062 格闘少女
 一番面白かったのが冒頭で、あと全部いらねえYO、と思ってしまったんですが、どうなんだこれ(笑)。
 
 あんな濃いキャラ付けしといて懐古しかしないなんてあんまりだ(笑)。
 
 
No.063 未来視の見る夢
 完成度高いなあ、と思いました。こういう作品が1位の座につくのが相応しいように思えます。
 俺はぼへーっと口を半開きにしながら読んでしまいましたが(笑)。完成度が高すぎるというのもまた不満なクチでして。嗚呼、読者ってなんてワガママ!
 
 まあ、俺ひとりがこの点数でも上位いくでしょう(笑)。
 
 
No.064 ブランコ
 夜更かしして寝坊したから遅れた、ではなく、翌日の待ち合わせの時間までプレイしっぱなしで遅れた、というところに芸の細かさを感じました。待ちに待って購入したRPGなら高確率でそうなりますよね。ぜんぜん浅くねーよ、これほど深い理由もねえよ!と男側が心の中で絶叫してもこの感情は同士にしかわからないのであった(笑)。いやーでもFF12は期待していたのにアレだったなあ、と作品に関係のないところで愚痴をこぼす俺。平謝。
 
 作品はといいますと、ブランコと彼女との関連性が取ってつけたようで薄く、「ただ待ちぼうけを食わされた話」で終わってしまっているのが残念です。
 
 
No.065 金曜日のつめきり
 空気に魅せられました。すげえ好き。
 絶妙な語り口がたまりません。日常の気だるさがそのまま文字に乗っかっていて、なんとなく始まって、なんとなく進んで、なんとなく終わる。具体と曖昧の真ん中を右往左往している独特の浮遊感があって、何もかもツボでした。
 センス抜群です。GJ!
 
 もっともそそられたタイトル5つうちのひとつです(笑)。
 
 
No.066 残照の夏、伸ばしたてのひら
 やっぱり会話文って重要だよなあ、と再確認した話でした。
 
 一切の台詞を排して懐古調で語られているのは意図的なのでしょうか。その夏に何があったのかはわかりましたが、はじめから終わりまで、肝心の彼女の顔も観測者の顔もモザイクがかかったまま晴れることがありませんでした。百聞は一見になんたらと言いますが、事実のみをひたすら並べ立てる観測者から自身や彼女の断片的な情報は窺えても、それが映像に結びつかない。結果的に感情移入もままならないまま真相を迎えることになり、あー、そういう話だったのかあ、とぼへっと眺めながら終わってしまいました。
 
 構成にも不備が見られるように思います。こういった真相を用意するのなら、せめて序盤にそれとなく匂わせる記述があればまた違ったのですが。爽やかな話かと思いきや、脱走から旅がはじまり、何の目的なんだろうなあと思っていたら捕まりました。そして彼女は死にました。それがあの夏でした。ときて、ラスト二行。急展開に過ぎてついていきかねました。
 
 あと、文章が、なんだか無理して書いてるなあ、という印象を受けました。小難しくこねくり回した表現が目立ち、これ意味わかって書いてるのだろうか、と疑問に思いながら読む調子でした。手に馴染んでない感がたっぷりです。
 
 
No.067 世界一の小説
 うはは、なんとも強烈な皮肉だ(笑)。
 
 要するにふたりともマイノリティへ突っ走ってしまったわけですな。
 合掌!
 
 
No.068 両手いっぱいの花を
 ちょっとうつくしすぎて、蹴散らしたくなりました(笑)。
 
 ヒルデの死は実はハイン氏とグルのドッキリで、アルフだけが騙されたままポックリ逝ってしまった、という展開ならば最高でした。
 
 
No.069 Humph, please throw away person who has done ppp or lost xxx!
 読了直後に感想を求められたら「ギャハハハハハハハ」としか言えません。
 
 久しぶりに爆笑しました。なんだこの絵は(笑)
 結合したまま空に落ちていく光景が馬鹿すぎます。
 
 
 条件1 経験済
 条件2 童貞、処女、自慰未経験
 条件3 未精通、未初潮
 
 ということでしょうか? 部員9人がみんな自慰してないってのはなんか不自然なんで違う気もしますが、まあいいか(笑)。貫通・射精したら空に落ちたって事実が笑えました。
 
 もっともそそられたタイトル5つうちのひとつです(笑)。
 
 
No.070 アリス
 前半のファックミーでめちゃくちゃ期待したんですが、竜頭蛇尾というか尻すぼみで肩透かし気味に読了してしまいました。特に最後が残念でなりません。思わず、だからなんやねーん、と関西人でもないのに突っ込んでしまいました。なんでそんな「やっちゃいけないラスト集」から選んだように安っぽいところへ着地なさるのか。作品自体もアリスみたくロックでパンクに、とまでは言いませんが、そんな彼女を書けるくらいだから、もうちょっとやりようがあったのでは、と思うところであります。
 
 
 全感想終了〜。
 今夜ってチャットやるのかしら。
 非常に遺憾ながら、今夜も雀荘に行く確率が8割――!
 ('A`)ヴォエァ