オリジナル笑顔で三回目感想転載No.031〜No.040、No.051〜No.060

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 気まぐれ天使の参上ですう。キモイよ俺。
 さー週末です。週末なのに雨降ってます。明け方にジョギングしてきたら途中で降ってきてずぶ濡れです。チクショウ。
 一日10作なんて誰も言ってないぜ!
 つーわけで今日は20個大放出!
 ……無料エロ同人誌配信サイトみたいだ。
 それでは、No.031〜No.040、No.051〜No.060です。
 
 
 
 
 
No.031 正義の味方の悩み
 いや、なんか、まさに主要キャラが出揃ってこれから話が盛り上がっていくんだぜ――! というところで唐突と終わりましたね。
 くどいくらいの徹底したキャラの差別化といい、設定のつけ方といい、ジャンプか何かの週刊少年誌の第一話を見ている気分でした。差別化はできてても、個性的だとは思いませんでしたが。
 たとえば、同じくらいの長さの続きがあるとして、そこでキャラがもう2人くらい増えそうな気が、すごくする(笑)。
 
 
No.032 俺たちいつも仏恥義理だぜ、夜露死苦
 ドタバタコメディとしては良質で、まったく毒性のかけらもないアホさと怒涛の勢いで突っ走って最後にはちょっといい話にして締め。掴みもいいしこれといった粗はないとは思うものの、半端すぎるのが大ダメージ。この話を読んで笑うのは、お約束をお約束として再認させられることによって生じる、安心感を背後から突いてくるような笑いなんだけれど、そこに安定感はあっても破壊力はない。「可笑しい」ではなく、どうしても「微笑ましい」になる。俺はそっち方面はあんまり好きじゃないのです。
 
 こういう連中に限って10年後にとびっきりのいい男になったりするんだよなあ。うーん、ちょっと懐かしい気持ちになってしまった。
 
 
No.033 射的と祭りと悪党と
 コッテコテだあぁぁぁぁ
 
>ギャルゲーにありがちな
 この主人公からこのような表現が飛び出すと、なにかパラドックスとかそんな単語を彷彿としますね(笑)。
 敢えて王道のレールのど真ん中を打ち抜いてきた、といったしたたかさを感じないわけではないのですが、俺が疲れているからか、片頬を歪めてしまう文言が多く目についてしまい、素直に楽しむことができませんでした。
 
 
No.034 心の無い少年と、美しい夜。 (2点)
 クウが殺されたところでは「お!」と思ったのですが、やはり予定調和的に収束していくのが残念でした。アンドロイドオチ……。いや幽霊でもトリックでもおんなじなんですけど(笑)。実は死んでなくてめでたしめでたし。
  
 
 カイって名前を見た瞬間、阿藤快の顔がチラついてしまい、オッサン顔の少年がなかなか頭から離れてくれず、どうにも困りました(笑)。
 
 
No.035 西と東、白と黒
 話の筋としては避けられないところかもしれませんが、登場人物がやたらと西だ東だと比較しているのを見て「いや、意識しすぎだろ」と眉をひそめることがしばしば。特に東の男、んな考えてもどうにもならないことより、もっと重要なことがいくらでもあるだろ(笑)。
 
 どこかの国家、地域間への皮肉と取れなくもないですが、邪推が過ぎるのでやめておきます(笑)。
 
 
No.036 ソラアイ (3点)
 おや、と目を引く冒頭だっただけに、だんだんとお約束へ収束していく過程が残念でした。
 展開は用意されているのだけれどキャラクタの心理がまったくといっていいほど描写されてないので、なにか人形劇でも見ているような感覚に陥りました。読者との距離が近いはずの物語なのに、果てしなく遠かったです。
 
 
No.037 零光年先の、彼女
 手コキひゃっほーう!
 手コキひゃっほーう!
 
 思わず二回言ってしまったではないですか。
 自宅のふすまで試しそうになった……とか書いたら怒られるでしょうか。ぶるぶる。
 
 
 手コキひゃっほーう!!!
 
 
No.038 山田仁の行き先
 推理探偵ものかな、とタイトルから推理して読み始めたのですが、どうやら俺は探偵には向いてない様子。
 特殊な三人の普通な会話を淡々と聞かされた末におもむろに散っていったもんで、えっこれだけで終わり?とびっくりしてしまいました(笑)。
 
 
No.039 イケナイ☆化学実験!
>もはやはるかなんて関係ない。
 なんだよ、この男(笑)。気づくや否や速攻かよ(笑)。
 あまりの欲望と行動の直結っぷりに笑いました。
 
 
No.040 不思議な君とのシンパシー
 わかった! いや、わかったのか?! わかったのかどうかわかんない!
 
 エピソードがあとふたつ、いやひとつでもあれば、スッと馴染んだと思うのですが……
 腑に落ちないのは母についてで、いきなり「人の願いをひとつ叶えられる能力など持ち合わせている」って紹介されても、ポカーンでした。えーと、学校で消えるか消えないかでフラフラしているところを旦那に共心されてからくも生き残ってくっついて結婚までした、つうことなんでしょうか?
 
 てっきり超能力の持ち主は祐矢一人だと思い込んで読んでいたので、一読目は何が起きているのかわからんうちに置いていかれてしまいました。
 情報の出し方に問題があったか、尺が足りなかったかいずれかである……と邪推します。エピローグ直前まで正体不明のキーマン的人物がいきなり妻になってるのは、いくらなんでも突拍子なさすぎる(笑)。
 
 
No.051 夏の風
 どこのエロゲの体験版だよ、これ(笑)。
 
 残念ながらプレイする気にはなりませんでした。
 
 
No.052 豚
  ε ⌒ヘ⌒ヽフ
 (   (  ・ω・) ブヒッ?
  しー し─J
 
 
 いやー、手記だったとは。って一番はじめに書いてあるし!
 退屈とは無縁で興味深い内容でした。独善が全面に押し出されていていいなあ。人間くさい。
 
 もっともそそられたタイトル5つうちのひとつです(笑)。
 
 
No.053 瓦礫の森を哀れむように
 今回唯一のハードボイルドかもしれない(笑)。
 
 その手の話としてはノーマルな展開にも見えましたが、この作品群の中にあっては十分楽しめました(笑)。
 
 
No.054 メルヘン非常口は暖色のライティング
 すなおに読んで思ったことを書くと「なんだかよくわからないまま終わってしまったけれどいい感じだった」という人生二回目の合コンの感想みたくなってしまいます。こいつは困ったぞ。
 
 寓意については読み取れなかったし、そもそも込めているのかどうかもわかってないんですが、好みかどうかと聞かれれば間違いなく好みだし、読んでいて非常に楽しかったです。
 作者さんの世界が独特すぎて突き放されている感がしなくもなく、踏み込みにくいんですけど、この流暢で洗練された日本語を遠巻きに眺めてるだけでも、かなりの役得でした。
 
 
 もっともそそられたタイトル5つうちのひとつです(笑)。
 
 
No.055 饗宴
 えーと……えーと……なんだったかな…………
 
 …………
 
 あ、そうだ、わかった!
 
 ドラクエだ!
 ドラクエでしょこれ!
 
 なんかすげーしっくりきちゃったんですけど、どうしましょう。
 
 現代文>>本作>>>>古文≧漢文
 といった位置づけでした。はじめは、なんじゃこりゃ、わかんない単語だらけだ!ってなったんですが、漢文の試験の要領で読み解いていったらなんとかなりました(笑)。その、えと、多分。
 
 
No.056 Show must go on.
 ただダチが四人集まってワイワイやった、という話だった方が評価は上がってました(笑)。
 真相に魅力がなく、最後で一気に興醒めしてしまったので。
 
 
No.057 エース
 うーん、ちくしょう、泣きそうになってしまった(笑)。
 
 ミニバス時代を思い出して、こう、ホロリと。
 くそ、いいなあ。懐かしい!
 
 
No.058 飽くなき赤色
 読んでいて終始、演技下手な声優を我慢しながら吹き替え映画を鑑賞しているような、そんなもどかしさが消えませんでした。
 
 
No.059 Day after tomorrow
 冒頭で、お、劇の練習でもしているのかな、と思ってしまいました。
 あれが素かよ(笑)。
 この語りっぷりはすごいですよ。一人でぺちゃくちゃぺちゃくちゃよくもまあ……ちょっと尋常じゃない。絶対ナルシストだよ、この男(笑)。
 
 このナルっぷりがひたすらアレルギーで、ある意味、一番読むのがたまりませんでした。
 
 
No.060 「1万2000円は高すぎる」
 うわぁぁぁぁぁ?!?
 
 誕生日に女ものの下着をプレゼントされるのか戸城このやろう――――!!
 
 ゆ、ゆゆ許せねえ……! 
 
 
 羨ましさのあまりにどもってしまった!
 
 いい彼女だなあ(´・ω・`)
 
 
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