交流戦一発目

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 ハイ! 今年もやってまいりましたセパ交流戦。はじめの一歩もとい三連戦が終わったわけですが、いい滑り出しをしたチームを見ていきましょうかね。
・ヤクルト
 3試合連続二桁安打の二桁得点で3連勝。3試合で乱れ飛んだ本塁打の数、ヤクルトだけで実に13本。花火大会にはちょっと早すぎますが、いやGW中にナイター祭りあったんでしたっけ? ともかく4月の貧打は一体なんだったんだと(笑)。
 ここにきてラロッカが爆発しましたね。だってこのバッター、右打者でリーグ1、2位を争うほど怖いと俺は思うんですよ。広島時代の成績、2004年ので、122試合で打率.328、本塁打40、打点101で、しかも三振が少ない。2005年は怪我で離脱しましたが3割を超えるアベレージを残してました。そこに岩村、ラミレスと、三人とも3割40発100打点を狙える逸材。ヤフーの名鑑でラロッカを見たら「今季は岩村・ラミレスとともにリーグNo.1のクリーンアップを形成し、他球団の脅威となる。」と書いてありましたが、まさしく。岩村とラミレスは三振もべらぼうに多いけど、打率も残せるし。そして2番リグス。巨人戦を見ていて驚いたのは、外国人らしく甘い球を軽くスタンドに放り込むパワーとは別に、メチャクチャ足が速いんですね。なんでも監督も1番で使おうか迷ったらしいとのこと。なんてこった。でもバント上手そうに見えないし、宮本を2番で使った方がいいと思うんだけどなあ(笑)。ともかくようやく復活したヤクルトおばさんが交流戦をモノにするのか!?
・広島
 対ソフトバンクを2勝1敗で乗り切った広島。一戦目の新垣はもう仕方ない(笑)。今年の新垣って松坂より手がつけられないんじゃないか。成績を見てもその通りなんですけど。
 打線の組み替え以降、主力がグングン調子を戻してきている広島ですが、投手崩壊を思わせておいて、実はリリーフ陣の安定度は抜群だったりします。15試合に投げて防御率0の林、同じく16試合で1点台の永川、11試合で2点の横山。クローザーのベイルも防御率0点台と、勝ちパターンに持ち込めばかなり安定感があります。左投手がいまひとつなのと、あとなんといっても先発が足りず、佐々岡、黒田、ダグラスの3人は安定感抜群なんですが、他がダメだし、その3人にしたってどうしても中4日中5日で使わざるをえず、投球数節約になって中継ぎに負担がかかりすぎる。今は中継ぎの調子が良くても、間違いなくそう遠くないうちに崩壊します。しかしこの戦力でどこまで上位イジメをするかも注目。シーズン通して戦い抜くスタッフが揃ってなくても、一試合一試合でイジメるだけの戦力は十分にあるので。たとえばシーズン後半、優勝を争ってるときに佐々岡、黒田と当てられるチームはたまったもんじゃないだろうし(笑)。
・巨人
 二試合目が雨で流れたものの、オリックスに2連勝した巨人。うちが田舎だからか三戦目は放送しなかったんです。なんてこった! オリックスの平野のピッチングが見たかったというのに。負けはしたものの9回2失点完投。ヤフーの一休速報見ていても、終始ビシバシ内角突いてるし、やっぱいいピッチャーなんだろうなあ。球威あるだけじゃなくてコントロールと度胸がないとああいう配球はできないよ。今年のパの新人王は彼で決まりかな。
 巨人は2連勝、オリックスは3連勝と波に乗ったまま激突した両チームですが、1試合目はピッチャーの能力の差だろうか。パウエルは悪いなりに8回4失点で、巨人はいいところで打線が繋がった。ツナギの、もとい繋ぎの野球に徹しているからこそいいところで点が入るんですね。オリックスの中継ぎが踏ん張れなかったとも取れますが、今年の巨人は相手がどこだろうと打線が繋がってる。パウエルの完投能力の高さも一枚買ってますね。彼が8回まで投げたことで、巨人は中継ぎを出さずにすんだ(笑)。そして2試合目、これは中継見てないんであれですが、褒めるなら急遽リリーフ登板して4回から8回途中までヒット3本無失点に抑えた西村でしょうか。なんで工藤は引っ込んだんだろう。ってまたマメか! マメじゃしょうがない。マメって気をつけてれば防げるのかな。ともかく準備もなしに出てきて8回途中までナイスピッチングの西村なのでした。あとは林、豊田のリレー。オリックスは試合通してヒット3本。これじゃ勝てない(笑)。
阪神
 こちらも雨を挟んだものの2勝0敗で切り抜けました。ロッテはいいところなく5連敗。阪神のいいところしか出てなかった感じですね。とはいえ今日の試合の最終回だけ見てたんですが、いきなり久保田劇場が始まったもんでビックリしましたよ。1−5から2点返されてさらに1死1、2塁で、三振取れたからいいもののワイルドピッチでしたよ。見逃していたらまた満塁で続いてたと思うと怖すぎる。藤川は三者三振で言うことなし。打線も今岡が復調してきて、鳥谷がなんか絶好調ですね。球の捉え方がイチローっぽくなってきてる。ボール球に手を出す気がまるでしない。
 と、ここまで書いて気づく。
 どうしたパリーグ!(笑)
 
 追記。
 なにげなく久保田劇場って使ったんですが、はてなキーワードでありました。

阪神タイガースのクローザー,久保田智之によって演出される,最終回の勝つか負けるかの瀬戸際の投球を呼ぶ。

余裕で勝てるような点差であっても,敢えて僅差に持ち込む所に,彼の真骨頂がある。

阪神がリーグ優勝をした2005年もJFKのトリを勤め,数々の演出を手掛けた。

 
 噴いちゃったじゃないか、くそう。
 侮れません久保田。