メジャーリーグ、阪神など

 24日の日記で、4番5番が目覚めた阪神がいつ勢いに乗るかがカギ、とかなんとか書きましたが、どうも対巨人の3戦目ですでに乗っていたみたいです。対横浜3連勝。しかも今日の試合など、7回始まるまで1−4の劣勢だったのにです。矢野の本日2発目で1点差に詰め寄れば、あとはもうやりたい放題。8回に3点、9回に5点取って終わってみれば大差ですよ大佐。サー! 打線はこれで全員上向きじゃないか。今岡がまだ乗り切れてない感じですが、怪我とかが原因じゃなければ時間の問題でしょう。他全員が調子良ければ問題ないわけで。これでチーム打率もチーム防御率もトップ。だからなんで3位にいるんだこのチームは? こりゃ5月中に順位がどうなるかわからないぞ。
 それに対して巨人。ピッチングスタッフがしょぼいのは先日書いた通りで、この広島3連戦も、パウエルの完投以外はボロボロなのを見てもそれは明らかです。で、ここにきていよいよ打線も下降気味ですよね。一時は3割打者が7人も8人もいるような事態でしたが、次の3連戦が終わるころには阿部と矢野の2人だけになってるんじゃないかしら。上位打線はかなり打撃が荒くなってきてます。そんなところに、次は安定している中日との3連戦。巨人がまだ5敗しかしてないなどと話題になってるみたいですが、中日もまだ6敗しかしてないのです。勝ち数はまあ置いといて。ここで中日が勝ち越せば、5月は阪神を交えた3強の混戦となってきますよ、とまた予言。今年は巨人、と言い切った前回の予言はすでに危なく感じてます。
 
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 マリナーズよええーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 勝敗以前に、そもそもチーム自体が打たれ弱い。全力でやってクローザー打たれて連敗なんつうのはまだいいんですよ。それより何より選手に覇気がない。このチーム全体に漂う、叩けば凹みます〜、を地でいってるようなオーラのなさがはるかに深刻です。反骨心がない。なんかチーム自体が一回負けて拗ねてる子どもみたい。イチローが新人の年から見ていますが、あの年を除いて、新加入の選手が例外なく活躍しないのは何かの呪いだろうか。去年のセクソンが唯一頑張ったかな、くらいで。ベルトレイとか、HR王取った年がまぐれかと思いきや、WBCではしっかり活躍してくれたし。それなのにマリナーズに戻るとサッパリ打たない。これは個人の問題というよりもチーム自体に原因があるんじゃなかろうか。やってきた選手がことごとく同じ症状なんだものなあ。
 ホワイトソックスは去年にも増していいチームです。ホームラン王争いの本命ジム・トーミが加入して、さっそく打ちまくってくれて、日本でいえばソフトバンク並の先発陣は安定して結果を残してるし、さっそく8連勝してくれてますよ。井口もしっかり波に乗れてるし、すでに体制が整ったという感触。セントラル地区は今年もホワイトソックスで決まりかな。
 ヤンキースは投手陣が芳しくないのに、あの打線は脅威だ(笑)。選手を見た感じ、そんなに常勝できるってほど投手陣が充実しているわけじゃないのに、なぜだか毎年地区優勝するんですよね。勝つのがクセになっちゃってるみたいだ。というわけで今年もボストンとデッドヒートを繰り広げた挙句に優勝してくれるでしょう。で、ポストシーズンでやはり負ける(笑)。
 
 あともう一人言及しなければならない選手がいた。ドジャースの斉藤隆投手です。
 すでにメジャー昇格以降10試合そこそこで1失点のみ、セットアッパーの地位を順調に築きつつある斉藤。横浜時代から、能力と結果が伴ってない選手の筆頭だと思っていたけれど、ここにきて真価を発揮していますね。中継ぎやクローザーやってると余裕で150キロ以上出してあれだけ曲がるスライダーを放るのに、先発時代に被本塁打王だったせいか、不思議と打たれる印象しかない。メジャーで成績を残したけど日本では活躍できない外国人選手がよく見られるように、あっちとこっちじゃ野球の味がだいぶ違う。そういう意味では、本質的にメジャー向きな投手だったんでしょうね。この調子でマイナーに落ちることなく活躍して欲しいところです。