この五日間

 春ってことを理由に先月、今月と遊びまくりですよ。五回くらい出かけたんじゃなかろーか。うん、春ですから。
 就職活動? なんだいそれは。とりあえず春は遊ぶんだい。
 というわけで、22日〜24日まで家族旅行に。家族というか会社の旅行なんですが、家族全員で行く恒例行事みたいなもんなので。新潟県との県境、会津は奥地の沼沢湖のほとりにまで行って参りました。もう山奥の山奥。ダムとかあります。めちゃくちゃ雪積もってました。まさかこの時期に雪合戦できるとは思いませんでした。
 俺の役目は主に子どもたちの遊び相手です。社員旅行なので、俺も子どもに位置するわけですが、俺の家族以外では1歳半〜13歳なので。遊びたい盛りのパワー前回お子様たちに囲まれたヘビーな旅なのです。
 ほぼ山のてっぺんに位置する旅館……というか多目的施設で、湖を見下ろせる24時間稼動の露天風呂があります。お世辞にも綺麗ではないけれど、元学校だったのを改装した趣のある外観に、なぜか去年から猫さんがたくさん生息するようになりました。旅館の中、玄関の周りに十匹くらい居た。なぜか黒猫が多かった。
 沼沢湖でイメージをググってみる。あんな奥地でもいくらでも画像で見れる時代になったんだなあとしんみりしてしまいましたよ。
 そして当然のいうに64を持っていく俺。
 温泉のときは前面がプロテクトされていただけだったので外せば問題なかったんですが、今回のテレビはツワモノでしたよ。何せ見たところ、82年製と思いっきり側面に書いてある。まじかよ。俺が生まれる前ですよ。ファミコンも出てるか出てないかわかりませんよ。というわけで別の部屋から比較的に新しいテレビを調達してこっそり入れ替える。すると問題なく起動できました。兄と妹ともう一人でやってたんですが、子どもたちに見つかって当然のように混ぜて混ぜてーな流れに。子どもうぜーな兄と妹は早々とどこかへ去ってしまい、必然的に俺が相手をすることに。ソフトはスマブラマリオカートマリオテニスの三つですが、手加減など一切しない俺。小学生相手に。子どもらも経験者が多かったので楽しめました。スマブラは三対一のチーム戦。ストック10で、もう少しで勝てそうだったけれど負けました。テニスは上手い奴が一人いたんで対戦して楽しみ、カートは四人でバトル。やっぱりキノピオハイウェイが基本ですよね。
 夕食、朝食と食いすぎて太りました。二日間とも、ご飯三杯以上たいらげて、二キロほど増えた。八十の大台に乗りかけ。やばい。あきらかに贅肉が増加したので、減量再開だ。
 露天風呂に一日三回くらい入りつつ、あとは子どもたちと騒いで、夜は親たちと酒を囲んで、寝る。
 24日、日曜は午前十時に旅館を出発。五百川パーキングエリアは食堂がめちゃくちゃ美味いのにあまり利用する客がいない穴場です。ソバと喜多方ラーメンが特に美味い。
 家に着いたのが14時で、ネットで検索して特急の時刻を確認してみる。この日は東京でレヴォがあり、これまで東京のイベントに参加されていなかった羽霜さんが来られるというので、俺も顔を出そうと思ったのでした。ずいぶんとお世話になっているし、お手伝いで売り子をしていた峻さんとあわせて古くからのお知り合いなので。
 はじめは15時過ぎの特急で行こうと思っていたけれど、一本早いのに乗れそうなので14時半のに乗りました。休日の昼間の上りってここまで空いてるのか、と思うくらいガラガラでした。水戸あたりを過ぎると混雑してきましたが。
 17時前後に上野に着いて、峻さんと連絡を取りつつ合流を試みる。場所は恐怖の池袋です。前回の飲み会では西口と東口をおもいっきり間違えて遅刻するという苦い思い出があります。よし今回は間違えないぞ!
 峻さんに連絡をば。
俺「池袋着きましたよー。何口ですか?」
峻「前回間違えた方と逆」
俺「OK、西口ですね
 サンシャインは東口です。
 また間違えた……
 などとトラブルがありつつも、なんとか合流。会場に行くのかと思いきや、とっくに撤収してきたとのことで、目の前のサテンに入ります。
 ここで羽霜さんと初対面です。イチゴフロートみたいなものを頼みながらあらためて軽い自己紹介を。元気はつらつとした、想像通りの方でした。旅行土産の栗どらやきを峻さんと羽霜さんに配る。でかい栗が挟まった文字通りのどら焼きです。お茶のお供に最適です。
 人目につきまくるサテンでは当たり障りのない話をして、注文の品をたいらげてから撤退。池袋といえばそこしかないとばかりに、炒飯のおいしい居酒屋へGO。ここでなんと、羽霜さんに同人誌をいただきました。買う気満々だったのに、嬉しいやら申し訳ないやら。ありがとうございますー。
 酒が入るともう止まらない。繰り広げられるヲタ・トーク。同人話からSSの話、昔の懐かしい話からこれからの話に至るまで。最強麻婆豆腐を食べて死に掛かっている峻さん。炒飯は相変わらず美味で、メニューに「ゴッド・ファーザー」なる酒があり、32歳おめでとうまきたんを彷彿としながら注文するとニガテなウイスキーだったり、なんとか飲み干すもけっこうキてたり。
 ショックだったのが、相沢りょーとについて、様々なエピソードを交えて説明すればするほど羽霜さんの中で萌えキャラ化していくことでした。ただ、第一印象チンピラという共通認識はいまだに続行中。フハハ。
 23時ごろにお馴染みの黒ゴマ杏仁で締め、お暇。東口でお二人と別れ、そのままぺディ部屋に泊めてもらいに行きました。
 ネタボケの話をしたり、ゲームの話をしたりしつつ、明け方に眠って昼過ぎに出る。東京駅からバスに乗って、帰還。
 なんだか移動しっぱなしの日月でした。
 そんなこんなで慌しい週末は過ぎていったのでした。
 次はGWだー。