映画

昨日は結局、『座頭市』を見てきました。ええ、大学の講義なんていうはなはだ面白くないものよりも面白かったと思います。そんな使い方してちゃだめだよ。かっこええ。
前評判は分かりませんが、シナリオ自体は時代劇の中では割とありふれたもので、悪者とその用心棒、復讐者と正義の味方、あとちょっといい奴な脇役がそれぞれ登場して話を進めていくという、普通のものです。でも、普通の時代劇にはない見所が二つほど。それは最後の集団タップと、血飛沫です。小さい頃にテレビで見ていた時代劇では、演技くさい斬り合いとやられ役のオーバーアクションを、それこそ固唾を飲んで見守ったものですが、今にして思うと、血飛沫一つも飛ばなければ腕だって飛ばない、なんとも平和な山場だったんですね。ところがこの映画では、年齢指定があったのでやはり期待して見たのですが、いい具合に血が噴き出してました。少なくとも、えっちな事を考えるあまり興奮しすぎた中学二年生の鼻血よりは勢いが良かったです。腕も飛んだりするし。中学生が興奮して腕を飛ばしたりしたら……見てみたいですね。
あと、兄が言っていた、最後の十分を見れただけでもこれを見た甲斐があった発言にはかなり同意します。なんだ、あの壮絶なタップは。思わず小躍りしてしまいそうな空気。祭り。テンション最高潮。やってみてえ。