リトルバスターズリアルタイム報告6

 もはやいつだかわからない、三枝ルートから最後まで。なお、偶然、または故意によりネタバレが含まれる恐れがあります。
 
 ヒロインがビッチすぎて苛々しながらプレイすることを余儀なくされ、とにかくもうクソビッチ。シナリオ自体、というか二人のメインキャラのありようは個人的にたいへん興味深い題材で、途中途中でダレながらも何とか飽きずに読み通せた。修羅場があるととりあえず飽きないで読めるよね。ガチンコ対決も怒鳴らせるのも暴れるのも別にいいけど、ちょっと乱発気味で萎えた。好き嫌いは別として、これまでのシナリオの中ではよくできていたと思った。たぶん、終盤にミラクル発動逆転サヨナラホームラン、という構成じゃないからそう見えるだけなんだろうけど。あと声がある男がいたのが大きい。
 他のヒロインを攻略している時から、三枝が出てくるたびに、えーこいつも攻略対象かよ、と思い続けて、実際に攻略中もそんな気持ちが続いた。だってキャラとしてプラスの要素見当たらない、どころかマイナスばっかなんだもの。いや美乳ではあるけど。性格は諦めるとして、三枝って通常立ち絵のアングルでかなり損してないか。角度や髪型によっちゃなかなか可愛くて、それがわかったのがかなり終盤だったので残念だった。あー残念だったよ!
 
 そして鈴ルート。
 ラララ愛の逃避行〜〜
 ヘタレ! このヘタレめ! 大好きさ!
 じっちゃんが気になるな。SSに使いたい。
 以上。
 
 そしてリトルバスターズ
 うっわぁぁぁっぁぁぁ
 轟沈。
 ダメだ……個別ルートでのヒロインの慟哭なんて、いいから乳触らせろ、くらいしか思わないけど、男だけはダメだ。最後にあの五人だけ残してくれたスタッフに感謝。もしあそこに残りのメンバー5人が混ざってたらと思うと身の毛がむぐむぐ生える。真人の「こんな――」発言ですでに決壊。謙吾で倒壊。恭介で全壊。
 で、なんか、その後、若干、ぶち壊されたような気分さ。この俺の涙はどこに行けばいいんだ!?
 確かにゲーム的には全員生きてる方がいいっちゃいいんだろうけど……最後のあの選択肢は二週目からしか出ないようにするとか、一度は必ず二人だけエンドをプレイヤに見せつける仕様にしてほしかった。いきなり選択権を与えられたら、よっぽどの天邪鬼じゃない限り下を選ぶんじゃねえかなあ。彼らの覚悟と決意を踏みにじられた、というと言いすぎだけど、舌の根も乾かぬうちに奇跡起こされると、なんだよ…、と萎えるものがある。
 
 
 
 
 ではあらためて全シナリオの一言感想をば。
 
・来ヶ谷
 バカップルっぷりを楽しむ話。後はわけがわからない。分析する気も起きない。
 
・神北
 頭弱い子のトラウマ話。こういうの飽きました。謙吾っぽい姿は結局なんだったんだ。
 
・西園
 シナリオ自体が焦らしプレイなのに出てくるキャラがさらに焦らし属性なもんだから終いにゃハラワタにクる話。なぜあんなに悪役ぶっていたのかわからない。後、やっぱり最後わけがわからない。
 
・能美
 小動物性と意外な積極性のギャップに悶える話。山場突入以降のギャップに絶望する話。食らえッ、物質転移ィィ!! あぼーん
 
・三枝
 二人の自分本位紫ヘヤーのいざこざを眺めプレイヤがストレスを受け続ける話。一応、良かったね、という感想は出てくる。
 
・鈴
 愛の逃避行失敗編。
 
リトバス
 愛すべき男たち。
 
 
 総合して。
 良かった点。男。野球。筋肉。これに尽きる。なぜなら俺は男と野球と筋肉が好きだから。
 悪かった点。個別ルートの出来が全体的にアレ。この点はCLANNADの方がはるかに良かった。あと、二木と笹瀬川と古式の出番が思いのほか少なかったな。見せ場というかフォローはあったけど、もうちょっと目立つ場面を与えてあげても…、という気がせんでもない。ここは二次創作の出番か。
 
 期待度が桁外れだったのもあるけど、満足か不満足かと言われれば満足。ここだけはこうあってほしいと思ったところ(男の個性と存在感)が期待通りだったから。やっほーぃ。
 とにもかくにも時代は筋肉ですよ。真人のコスプレでもしようかな。