懐かしい

 ヤフートップにこんな記事が。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000306-yom-soci
 
 十年前、中学のときにまったく同じゲームで友人を鼻骨粉砕させた身としては、不謹慎だけれども懐かしいようなむず痒いような感覚です。正確には俺が友人に教えて、その友人が別の友人にやったら真正面から地面に倒れて、そのままグシャっといった。当時は鼻血出した友人を笑ってたけど、後日になって粉砕骨折だと判明して、担任含め5人くらいで友人宅へ謝罪とお見舞いへ。友人はその前後のことを覚えてませんでした。え、なんで俺鼻血出してるの? みたいな感じだったっけ。
 でもこれ、暴行って書いてあるけれど、落ちない限りは外傷は受けないんじゃないだろうか。落ちたにしても↑みたいに地面に倒れるまで放置でもしてない限りは怪我には至らないだろうし。まあ、嫌がる人に無理やりって意味の暴行なんだろうけれど。ゲーム感覚で友人達とやり合っていた身としては、はっきり暴行って書かれているのを見ると鼻白むものがあります。暴行の方法なんて強調してねえでイジメという事実こそをもっとプッシュしろよ読売、と思わんでもない。実際、イジメの材料に使われているパターンももちろんあるだろうけど、一般生徒にも普及してるだろうし、イジメている人含めて(というかイジメられている奴を除く全員)ほとんどの人はお遊び感覚でやってるだろうから、タイトルだけだとイジメの記事には見られにくいんじゃないかなあ。俺がこの記事を開いたのも、「おお、これまだ流行ってたのかー」みたいな感慨深さがきっかけだったし。
 
 この事件(というより失神ゲーム)について親父と話してみたら、親父の時代にも似たようなゲームがあったらしい。背中を思いっきり反ってどうとか言ってた。こういうのも時代とともに手を変え品を変え残るもんだなー。やっぱり不謹慎だけれどちょっと嬉しくなってしまいましたよ。四半世紀以上前からあったのか。
 何はともあれ、うまくいってしまうと本気で失神してしまうのがミソなわけで。
 イジメはいけません、なんてのは今さらだけど、どういう目的でするにせよ、失神ゲームだけはホント気をつけてほしい。
 今さらになって、成功率の低さがゲームとして流行った理由かなあ、などとふと思う。
 失神させることだけが目的なら、もっと確実な方法がいくらでもあるものね。
 そういう意味では、イジメの手段として使う連中でさえ、やってる側はゲーム感覚なんだろうな。
 海外では死者も出ているようだし、こうして全国ニュースで取り上げられ、実践する人が加速しないことを祈るばかりです。