母の日

 おとついは母の日でしたね。子どもの日には何ももらえなくなってるのに母の日に何かしてあげるってのはいささか不公平だと感じてしまうお年頃ですが、同時にこのお年頃になると大人や親たちの気苦労だの生活だの見えないところの諸々の大変さが身に染みてわかってくるので、それでもなにかあげなければと、普通にそんな考えに辿り着くんじゃないでしょーか。
 うちは妹と二人で出し合って、レコードプレイヤー?を買いました。あの馬鹿でかいレコードを再生できるやつです。俺はレコードって聞くとなぜか蓄音機とか連想してしまうんですが、普通に通販で買えました。一万円もしなかったです。
 母親が色々なレコードを溜め込んでるのは知ってましたが、ここで父親も同じように大量のレコードを隠し持っていることが判明。プレイヤー自体はなんとか当日に届けられたんですがいかんせんスピーカーがなかったので、それも注文し、今日届きました。というか、外出して、帰宅したら、両親と妹が固まってレコード聞いてました。無事に音も出るようになったようで、一安心。で、なぜか母親ではなく父親が感激してしまい、それを見て母親と妹が喜んでいた、という図式が展開。意外すぎるほど意外でしたが、何はともあれ、贈り物をして、喜んでもらえるのは非常に嬉しいことです。自分は小さいころから守銭奴というかなんというか、端的に言ってドケチな人間だったんですが、バイトを始めてから財布の紐がずいぶんとゆるくなった気がします。そして、そのほうが絶対いい、と今になって思いました。
 そんな母の日。