振り込め詐欺

 大学の購買でお菓子を買ってテーブルに座っていると、携帯に着信が。
 なにやら見慣れない番号。
 とってみる。
俺「あい、もしもしー」
男「こちら○○(なんかの企業名)です」
俺「はあ」
男「お客様が12月25日16時44分にご使用になられた○○(よく聞いてなかった)の使用料金がまだ振り込まれていないようですが」
俺「はあ」
男「……」
俺「……」
男「あのー、もしもし?」
俺「はあ」
男「ですから、お客様がご利用になられた○○のご利用料金が」
俺「はあ。使った覚えはないですねー」
男「……」
俺「……」
男「あのですねえ」
俺「はあ」
 このへんで携帯を離して友人と会話。「振り込め詐欺だー」、「うそうそー」、みたいな会話をして、十秒くらいで戻すと、すでに切れていました。
 しかしこの業者も、原液大学生にかけてくるとは、なんたる不心得。この携帯が母親名義で登録されていることと関係はあるのか、ないのか。ともかく中年女性を想定して向こうがかけてきたのなら、驚いたろうな。
 それにしても12月25日って……よりにもよってクリスマスにかよ! 俺をなんだと思ってんだよ!
 ふと何をしていたのか気になり、日記を遡ってみる。25日は書いてませんが、26日にマグナカルタの愚痴が延々と。うん、たぶん俺、マグナカルタやってました。しかもラストあたり。そんな大事な日に携帯いぢくってるわけがなかろう。
 今度かかってきたらどう切り替えそうか考え中。

 追記。
 こういうのって振り込め詐欺じゃないような気がしてきた。確か振り込め詐欺オレオレ詐欺の別名称だったような……これは何詐欺っていうのだっけ。忘れてもうた。
 追記の追記。
 ぺディさんに教えてもらう。架空請求だった。打ち込もうとしたら下級請求になった。下級生級と変換されなくて良かったと思った。