メジャーリーグ

 プレーオフ。まさかまさかのレッドソックスワールドシリーズ出場。ヤンキース側からすれば3勝0敗からの4連敗逆転負け。初めてだそうで。
 今日は学校だったので、一回の攻防だけしか生で見れなかったんですが、表のレッドソックスの攻撃、オルティーズの2ランで、流れはレッドソックスにあるような気はしました。前日の勢いそのままって感じで。いや、その前のラミレスのレフト前ヒットでホームに突っ込んできたランナーを松井とジーターで刺していただけに、オルティーズをあそこで抑えていればああまで流れが傾くことはなかったと思うんですが、そこはもう、シリーズ後半からの彼の活躍ぶりに流石としか出ません。ラミレス打ってランナーがホームで刺されて、その次の初球ですよ。初球から振るところなのかっ、とびびりましたが、やっぱりノってるんだろうなあ。打球は一直線にライトスタンドへ。翻ってヤンキースは、裏の攻撃であっさり三者凡退だった。この攻防のまま、試合は進んでいったようです。その後本塁打三本で着々と加点するレッドソックスに対し、ヤンキースはロウに1安打に抑えこまれて、辛うじて3点返した感じ。むー、強い。
 何はともあれ、これでレッドソックスカージナルスorアストロズ。こっちも後がないカージナルスエドモンズのサヨナラ2ランで3勝3敗に持ち込んだようで。なんでメジャーリーグプレーオフはこんなにも観客を楽しませてくれるんだろう(笑)。
 カージナルスアストロズも、アホみたいに打ちまくる打線と、それに引きずられない投手力の強さがあるチームって印象なんですが、長打力ならまだカージナルスに分があるだろうか。中軸三人で120本、350打点くらいいってて、三人とも3割打ってるし。で、スターティングメンバーを見ると、2番にラリー・ウォーカー入ってる。待て、ウォーカーって、98〜01年の4年間で首位打者3回取って、打率.350以上を四回記録して、本塁打も打ててゴールドグラブ賞を七回取ってるスーパースターじゃないかよ。そういやシーズンの途中でロッキーズから移籍したんだっけ……うわぁ。なんだこの打線。しかしアストロズも、キラーBが爆発する強力打線。これまで知ってるのはバークマンくらいだったんですが、プレーオフで嫌でも2番ベルトランの話題が。既に本塁打8本? ほんとに2番か……
 投手力も拮抗してる感じで、どちらが出てきてもおかしくないんですが、個人的にはカージナルスに勝ってほしいかも。田口君が見たいってわけじゃなく、アルバート・プーホールズが見たいのです。誰かというと、三年前、つまりイチローと同じ年のナ・リーグの新人王で、当時、若干21歳にして、残した成績が打率.329、37本、130打点というオバケスラッガー。二年目も似たような成績を残したかと思えば、三年目である去年は40本以上打ち、.359で首位打者まで取ってるなんていう、ルーキーシーズンから毎年3割、30本、120打点を突破してる怪物。A・ロッドよりも完成されたバッターじゃなかろうか。ロドリゲスはまだムラがあるし。
 つーわけで、彼がどんなバッティングをするか見たい。カージナルス勝ってくれ(笑)。