昨年のSS遍歴

1月
『お似合いな二人 〜転回録〜』(Kanon)
 水無月さんのサイトへ投稿した、久瀬と香里のSS。連載で間を空けすぎるとカンを取り戻せなくなる、と実感した作品。発想力の貧困さを全面に押し出していたような気がする。つまり捻りなっしん。

『【俗悪男の―― 三 】 』(オリジナル)
 実験的意味合いが強い、というか文章のトレーニングのために書いた話。本来なら公開するべきじゃないけれど、自分以外の誰かの目に触れさせて、何か言ってもらいたかったんだと思う。内容は相変わらず、その辺に転がっている学園少女漫画のような。どんな構想を立てていたのかサッパリ忘れた今になっても、読むと一目で先が見えてしまう。ダメだ。
 
2月
『二度とない日常〜第104話 』(Kanon)
 ホームページ開設当初から連載を続けてきた、Kanonの壊れギャグ連載SS。もう十ヶ月以上書いてませんゴメンなさい。文体が変わるにつれて、この手の話の書き方も随分と変わってしまったような気がする。これを最初から読んでいくと、自分がどんな風に変わっていったのかとても分かりやすい。読み返したくないけれど。
 
『おはよう 』(ONE)
 ONEの短編、ジャンルはよく分からない。浩平と長森のいちゃつく話を途中まで書いたけれど、途中でネタが思いついてギャグにシフトしてしまった。自分がいかにノリだけで書いているか身に染みた話。
 
3月
『二度とない日常〜第105話 』(Kanon)
 これを最後に、連載ストップ。というか、収拾つかなくなってます。連載じゃなくて、短編連作という形にすればよかったと今更ながら後悔。現在書いている石橋短編はそんな感じにしていこうと思ってます。
 
『お似合いな二人 〜終決録〜」』(Kanon)
 初めて完結させた連載SS。辛うじて読み返せる文章ではあるものの、十キロバイトで書ける内容をひたすら冗長にした、という感が強い。軍曹すんません。ホントすんません。久瀬と香里って似合うよね! と主張してみる。
 
『節介瑞佳さん 』(ONE)
 ONEの短編ギャグ。キャラを微妙に壊して小ネタを挟むという、現在のスタイルと変わらない感覚。このくらいの話がちょうどいいような気もする。自分には。
 
4月
『莫逆の友の恋』(ONE)
 おねこんぺ出展作。中篇部門で何故か7位。
 執筆前に頭にあったのは、「住井と詩子をくっつようとする浩平と茜の話」の一文だけ。これだけはくっきり覚えている。締め切りに追われてガリガリ書いたらこうなってしまったという。小ネタで点数を稼いだものの、展開は相変わらず独創性のカケラもない。原作でもあんな感じだった浩平と住井だったからこそ高順位につくことができた、と個人的には思う。第三回かのんSSこんぺの結果がそれを物語っている。
 
5月
『世拗ね人達の晩餐会」』(Kanon)
 某北川祭りに出展しようとして止めた短編ギャグ。中身をむっちり描写しようとして、書けなかった。シチュエーションがまず頭にあったのは覚えているけど、なんでゲイなんだと……
 
6月
『ほんっと、一日』(家族計画)
 家族計画か〜にばる出展作。なぜか7位。
 何を書きたいのか自分でもよく分からないまま締め切りが迫り、勢いで書いたために話が成り立ってない。と自分では思う。寛と劉さんをたくさん書きたかったために書いた話で、それだけで満足してしまい、適当に思いついた最後のこじつけで点数を稼ぐことに成功。
 
7月
『裏・表裏一体』(いもうとブルマ)
 いもぶる祭り出展作品。会場の掲示板で書いた、ななるのダァク風味掌編。即興で書いたために何を書きたかったのかは定かでありませんが、とりあえずインパクトはあったらしい。おっぱい揉ましてね。
 
『ぶるま道』(いもうとブルマ)
 いもぶる祭り出展作品。基本的にぶるまは頭にかぶるもんだと俺は思ってるわけですが、どうも一般的にはそうでないらしい。という内容のお話。これから続くぶるまシリーズは、絶対何かに憑かれていた。
 
『続・ぶるま道』(いもうとブルマ)
 いもぶる祭り出展作品。基本的にぶるまって、履き心地やかぶり心地の他に飛距離っていう重要なポイントがある俺は思っているわけですが、どうも一般的にはそうでないらしい。という内容のお話。書いてるときの記憶がありませんが、二時間足らずで書いたような。
 
『さりとて、ぶるま道』(いもうとブルマ)
 いもぶる祭り出展作品。基本的にブクター(ブルマコレクター)って家系だろ、と俺は思っているわけですが、どうも一般的にはそうでないらしい。という内容のお話。やっぱり記憶がありませんが、二時間くらいで書いたはず。
 
『極・ぶるま道』(いもうとブルマ)
 いもぶる祭り出展作品。初めて本格的な18禁描写に挑戦した作品でもある。基本的にぶるまっておっぱいにぴったりフィットするだろうと俺は思っているわけですが、どうも一般的にはそうでないらしい。という内容のお話。どうしても記憶がありませんが、18禁描写をスパッと一回で書けたのは覚えてます。でも主観的に書かないと燃えないという。
 
『裏・温厚篤実』(いもうとブルマ)
 いもぶる祭り出展作品。一人称ダァクに挑戦してみたけれど、イマイチだった。基本的にえろげのぽやぽやしたキャラってみんな中身はあんな感じだと俺は思っているわけですが、どうなんだろう。という内容のお話。
 
『ぶるま道はどこまでも』(いもうとブルマ)
 いもぶる祭り出展作品。原作をプレイしていない上にオリキャラ一人称で果敢に挑んだぶるま道シリーズの完結編。基本的に公然羞恥プレイは愛の証だと俺は思っているわけですが、そんなのアダルトビデオだけの世界の話らしい。どうなんだろう。という内容のお話。ああいうAVがあったら見てみたい。
 
『それだけでいいから』(月姫)
 月姫SSこんぺ出展作品。11位。
 頭の中にあった「秋葉と志貴がめぐりめぐって再会する話」というフレーズを元に、やはり締め切りに追われてヒィヒィ言いながら書いたお話。どうにもこうにも独創性なんてこれっぽっちも見られない話だけれど、纏まりだけは良かったらしい。勢いで読者を煙に巻いた話。ここでの小ネタが存外に好評で、ちょっと複雑な気持ちだったりも。この先の路線に迷うきっかけになった。
 
9月
『けっぱれ石橋先生!』(Kanon)
 この頃から、いやもっと前から自分の中の石橋像が確立されていたように思う。原作ではほとんど描写のない彼を一体どうしてここまで好きになってしまったのか分からないけれど、今後とも彼を中心にしてギャグを書いていきたいと思うほど。どういうわけだ。
 
10月
『響け、青春の道に』(Kanon)
 スブルマンの本に収録されている作品。第一稿から第二稿にかけて、一から書き直したという経緯をもつ。ページ規制がなかったらなぁと後悔中。頑張ってページ内に纏めたつもりだけど、割と適当かもしれません。
 
11月
『目くそ、鼻くそと共に散れ』(Kanon)
 第3回かのんSSこんぺ出展作。中篇部門53位。
 今回頭にあったのは、「石橋クラスVS久瀬の文化祭話」という明確なフレーズだったにもかかわらず筆が進まず、締め切りに追い回されてギリギリで投稿したお話。しかも一時は45Kまでいってしまい、削るのに苦労した。
 ONEこんぺのときと似たような話にもかかわらず結果がこうも違うのは、読者層というよりキャラ破壊への嫌悪感なのかも。自分の欠点が浮き彫りになった作品だと思う。
 
12月
『一生に、一度きりのお願い』(Kanon)
 第3回かのんSSこんぺ出展作品。超短編部門8位。
 つまり、一発ネタ。原作じゃなくて、超短編という舞台を利用したお話。
 
『らいふス』(Kanon)
 サークルページに投稿したお話。お題は通学路なんだけれど、舞台が通学路ってだけで後は関係ない話になってしまいました。お題を中心に据えるって、難しいヨ……。
 
『俺がサンタだ文句あるか』(Kanon)
 非公開。久慈さんとこのSS試験に出展したじぎーさんの作品を一発で当てたところ、お前らも書けと言われて20分で書いたお話。20分は意外と短い。くすん。
 
『夏だから、おっぱい』(Kanon)
 あゆフェスティバル寄贈SS。夏にあゆが薄着でべたべたひっついてきたらそれは誘惑の証だと俺は思っているわけですが、どうなんだ。というお話。特定少数向け。
 
『秋だっておっぱい』(Kanon)
 あゆフェスティバル寄贈SS。人のいない紅葉を見に行ったらもう揉むしかねえだろと俺は思っているわけですが、どうなんだ。というお話。もはや、あゆフェスティバルではなくあゆフェティシズムだ。
 
『合コンで狙え』(ONE)
 題名はいま適当につけた、ぶるま組オフこんぺに出したお話。1票獲得。匿名で批評したときに、「これは、まあ、いいっしょ」とスルーされるほど作者当てされた。冒頭の一行から三行目にかけてでほぼ全員にばれた。なんてこった。とりあえず、これの続編か関連している話を書こうか構想中。