打ち間違い

 本日帰還。
竹「ふう、四日ぶりの風呂は骨身に染みるぜ……あ、なんか浮いてる
 オフ会とは、即ちそういう事です。
 はい、というわけで行ってきました京都。ビバ京都。福島県に住んでいるというのにいつものメンバー扱いとはこれ如何に。うん、気にしない、気にしない。ちなみに他のメンバーは、敬称略で、相沢和也、Ryo-T、Naoya、じぎーすたーだすと、村人。、美鈴まさき、火鳥、阿倍碧郎、の八名です。
 11月8日、夜行バスにて朝の五時半に京都入りしまして、目的のバスの始発まで一時間以上ある事を確認したぼくは、地下鉄を利用する事にしました。前回来たときに教えてもらった駅まで来ると、何を思ったか、徒歩でRyo-Tさんの家へ向かう自分。馬鹿な。土地勘狂いまくってます。まったく分からない土地を二時間ほどさ迷った果てに、偶然によって到着。携帯を使わずに乗り切る事に成功しました。
 Ryo-Tさんの部屋へ入ってみると、Ryo-Tさんと相沢さんが死んでました。半分ほど目を開けて「んー、竹さん来たー?」と呟くRyo-Tさんに「いや、来てないよ」と答え、目を擦りつつの再会劇。相沢さんも目を覚まして、さっそく恒例のディスク交換から始まります。基本です。
 お昼まで駄弁って、メシを食いに行く事に。Ryo-Tさんのお勧めの飯屋があるので、そこに移動します。まずバス停でNaoyaさんと合流。道路越しに見つけると、三人で繰り返し万歳しながら接近。基本です。ちなみに碧郎さんの場合は敬礼。基本です
 何やら幹事の相沢さんとRyo-Tさんの不手際によりじぎーさんとの合流が大幅に遅れ、携帯に電話が来てブルブルしながら迎えに行ったRyo-Tさんと一緒にじぎーさんが店に来たときには、既に俺と相沢さんとNaoyaさんはお腹いっぱい食べた後でした。ううん、もう食えないよう。がふがふ。Tシャツ一枚という格好に汗だくだったじぎーさんはちょっとフェロモンを放ってました。座るなり「おい、水」と横目で睨みながら幹事の二人を顎で使うじぎーさんは素敵でした。そしてぼくはタンクトップ一枚。
 たっぷり二時間以上居座った飯屋を出て、目的地へとバスで向かうのですが、道路が混雑していてさっぱり進まない。しかも話によると、村人。さんはとっくに到着なさっている様子。顔を青くしながらも、しかし交通には逆らえない。途中で降りて走って向かいだした途端に流れが良くなってバスに追い抜かれるわ散々な目に会いながらも、村人。さんと合流。実は初対面でした。話に聞いていた通り、優しそうなお兄様でした。
 また歩いて移動し、JJへと到着。ゲームやらネットやらビリヤードやら卓球やらボウリングやらを詰め込んだビルで、さしあたりビリヤードをする事に。今回がまったくの初めてで、じぎーさんに「初体験?」といやらしい口調で聞かれつつもなんとかルールを覚えようと頑張りました。キューの持ち方と、ナインボールのルールを覚えました。これで東京でのオフでもビリヤードで動くことが出来ます。
 そしてビリを終えると、今度は脱衣麻雀に飛びつく俺と相沢さん。ちょうど背中合わせの格好で画面に釘付けになっているぼくら二人に、それをデジカメで撮影する村人。さん。「いったい僕は何をやっているんだろう」と気に病む村人。さんが印象的でした。気にしてはいけません。悪い虫二匹に刺されたとでも思って!
 北海道からお越しいただいた美鈴まさきさんを迎えにRyo-Tさんが消えてから、じぎーさんを誘って卓球に勤しむ事に。僕も行きますと珍しく(?)碧郎さんもやる気のご様子。もしや……と思っていたら当たりでした。経験者のじぎーさんはやはりミスをしない堅実な強さを持っていて、素人に毛が生えた程度の俺では太刀打ち出来ずに二戦二敗。そして問題は碧郎さん。碧郎さんは問題でした。一戦目はなんとか勝ち、じぎーさんも碧郎さんに勝って二戦二敗だったのですが、そこから碧郎さんにエンジンがかかりました。軽快なフットワークを駆使してコーナーを攻める碧郎さんに普段の面影はなく、ストレートに感情を出しながら残りの二戦は勝ちを収めます。俺との二戦目は、最後に六連続得点をあげて逆転勝ちされてしまいました。強い、強いぜ碧郎さん。是非ともまた打ちましょう。
 連絡と取りつつ他のメンバーと合流すると、何やら長い白ワイシャツを格好良く着こなした長身痩躯のダンディズム溢れる方がいらっしゃいます。まさかも何も、美鈴さんでした。ビリヤードで相当ならしていたらしく、マイキュー持参です。打ち方も格好良く決まってます。なんてこった。
 時間になって飲み会へと移行。いちばん初めに頼んだパフェが一時間くらいこなくて切なかったです。そしてアルコール度26を越える良く分からないでかい飲み物を注文したら、五滴で死ねるような味がして、また切なかったです。ここで皆さんまったりトークモード。話題はやはり、SS作家の集まりなのだからえろげーやSSの話に尽きる、と思うかもしれませんが、全然そんな事はありません。専ら話題は男女の恋愛話、それも経験談に始終しました。グロい話から何から選り取りみどり。相沢さんは自爆が大好きだ。
 飲み会で碧郎さんとはお別れになり、続いてカラオケへと移動。次回は負けません、ピンポン。
 席順は当然のように俺とRyo−Tさんの間に相沢さん。逃げられません。逃がしません。一週目は皆普通の曲を歌って油断させたところで、なごりある意味ネタ曲を仕掛けます。そして続くように皆で失恋ソングの嵐。村人。さんも流れに乗って、歌い終えたときの「相沢さん頑張って下さい。」の一言でトドメになりました。泣く暇も与えず飛びつく俺とRyo-Tさん。替え歌も交えつつ、狂乱の宴は明朝まで続きます。途中でお休みになられた村人。さんに、Naoyaさんがジャケットをかぶせる。それに触発されて皆次々とジャケットをかける。五分ほどすると、村人。さんの上にジャケットの山が完成していました。ジーパンも脱いでかぶせようとする人が居なくて本当に良かった。自らがかぶさろうとする人も出なかった。
 ところがどっこい、美鈴さんがお休みになられると、俺が持ってきた「わたしがエッチです」とプリントされた鉢巻を、じぎーさんがかぶせます。そして誰かがすかさず激写、激写ボーイ。この差は何なんだ。そしてなぜにぶるま組はこんなにタフなんだ。
 結局最後は俺とRyo-Tさんが上半身裸になり、Ryo-Tさんはむしろパンツ一丁になって最後を締めくくりました。目に見えて村人。さんが引いていらっしゃいます。ごめんなさい、普段からこんなぼくらです。
 カラオケから出たところで村人。さんとはお別れとなりました。ありがとうございましたっ。
 残った六名はバスの始発を待ちつつグロい話に興じ、グロッキーになりつつRyo-Tさん宅へと行きます。掃除をしてサッパリした部屋に六人で輪を作り、軽くコンビニで買ったものを食べながら皆で雑談。この頃既に眠気を催してきてしまい、同じく眠気のせいか自爆技を連発して不貞寝してしまった相沢さんの隣に侵入。二人でひとつの毛布にくるまったあの朝をぼくは忘れない。なんか息が荒いとかで相沢さんは逃げてしまいましたが、それがなかったら、Naoyaさんの案によってみんな部屋を十分ほど空けてくれたかもしれません。なんてこと。
 せっかく六人居るんだからと案が出たのはやっぱりSSや二次元の女のコの話ではなく、トランプしようぜ! と。コンビニでトランプを買ってきてもらい、さっそく大貧民を開始。地方によっては大富豪と大貧民と二種類呼び方があるらしいですね。俺は順調に上がったり下がったりを繰り返しました。革命最高。じぎーさん強すぎ。Ryo-Tさん標準偏差低すぎ! 相沢さん高すぎ! 気がついたら二時間以上過ぎてました。熱すぎた。
 そこからバスに乗って京都駅へと。ここで美鈴さんとはお別れになります。また来年も会いませう〜。
 残ったぶるま五人で三ノ宮へと襲撃。火鳥さんと会ってビリヤードをするために。駅に着いた一同が早く来ないかなーと首を長くして待っているところに、背後から突然火鳥さん出現。これまた初対面でした。「アメフトっぽい人が竹さんですね」はいそうです。雨晒し布団、略してアメフト。いつでもビショビショなのです。本職はぶるまファイターです。よろしく。
 お好み焼きやでテンション低めに体力を回復して、火鳥さんの庭、ビリヤードに。Ryo-Tさんと俺は二人でナインボールしてました。ブレイクショットで9を二連続で落とし、「これが天國ビリだ!」と吼える彼は輝いてました。そして三発目でブレイクを外したときはさらに輝いてました。素晴らしすぎる。
 二時間ほどビリをして、続いてメイド喫茶へ向かいます。基本的にああいった店で働く女性にものすごい偏見を持っている俺は対応が冷たくなってしまいがちなのですが、何故かその反応を誤解されてしまいます。誤解なのです。誤解に決まってます。……次で証明してやります。普通に話せるんですよ、ほんとですよ。
 ここでようやくSSトークになって、色々と話題を掘り起こしているといつの間にか閉店時間に。残っていた客は自分たちだけという状況でした。なんてこった。
 駅まで歩いていって、ここで火鳥さん、相沢さんとお別れ。ありがとござんしたッ。
 帰りの電車の中では、Ryo-Tさん、Naoyaと新ジャンル開拓について議論。初代ファミコンの「スーパーマリオブラザース」や、「ボンバーマン」のSSを書いたらどうだろうとか、とてもシュールな話題が飛び交いました。一時間ほどで京都へと到着し、バスの時間があって、ここでお二方をお別れ。ありがとうございましたッ。
 十時出発のバスに乗り、出発してから十分で意識は消失。目覚めたら、朝の七時半でした。八時過ぎに到着。まさに寝て起きたら着いてました状態。行くときは寝るまでがつらいのですが、帰りにそんな心配は無用。九時から大学でテストだったわけですが、もう気にしません。気にしないことが一番です。
 そんなわけで、これをもって今回のオフ会のオフレポでした。こんぺ作品もまだ書いてないのに、どうしよう。どうすれば。ああ、明日までのレポートが襲ってくるっ。
 これはもう死ぬしか。