たとえばの話

 友人と二人でアダルトビデオを見て、感想を述べるとする。
 友人は、「展開が訳分からなくて女優が不細工で、プレイも普通で、挙句の果てに演技力の無さったらない。こんなん下の下だよ」という感想を持ちました。
 ところが俺は、「男優の乳毛が一本だけ長くて縮れてて、そのうえ馬面で息も荒いときた。発射のときの顔ったら無い。面白すぎる。笑い殺されるかと思ったわ」という感想でした。
 まあ、点数をつけるなら、友人は1点、俺は10点といったところ。果たして、両者の違いはなんでしょうね。本質的に違いなんてないけれど、ただ、見るところが違っただけ。AVをどんな風に見ようが、それは見る側の自由。抜けるか否かが全てではない。
 ここまで書けば、通じる人には通じたでしょうが、別に煽ったわけでは無いという事。だって、本当に笑えたもの。
 大体にして、女優の顔がブスでプレイも普通のAVを、抜こうとして見る方が間違ってるさ。間違ってるは極論だけど、少なくとも非生産的だって。
 目的が違えば、必然的に見方も違う。他者と180度違ったって何ら不思議はないさ。