たまには情報でも

　若さ大放出の日記は今日はお休みとしまして。いえ、別にバイト休みだからじゃないですよ。十一日ぶりのバイト休みだからじゃないですよ。それにたかだか二週間足らずの連続出勤で不満を洩らすわけにはいかないのです。世の中にはこの三倍以上の苦境を突き進んでいる御方もいらっしゃるのですから。お願いですからご無理はなさらないでください。俺みたいに学校で睡眠時間を賄うわけにはいかないのですから。ですが、月曜日は一時限目だけなので、充分な睡眠時間が取れません。昨日も、就寝したのが午前四時過ぎで、二時間しか寝てないというのに。本当は五時限目も講義があるのですが、一と五、なんてこの上なく馬鹿らしい時間割を馬鹿正直にそのままこなすほど、俺は人間辞めていないのです。やってられるか。竹です、ぃぇぁ。
　そういうわけで、午前十時半にして本日の予定を消化し終えたわたくしは、帰りがけ、会員カードの更新をするため、数ヶ月ぶりにTSUTAYAに寄りました。本に漫画に映画に音楽と、趣味を広げるには恰好の店だっていうのに、ろくに出向かない体たらく。なるほど、我ながら無趣味なのも頷けます。週間少年誌以外にも何か定期的に買おうぜ。もっとほら、えろ本とかえっちな本とか、えちい本とかさ。
　年に一回の会員カード更新の際、何でもレンタル一本を無料にしてくださるらしく、これはいいきっかけだと言わんばかりにレンタルCDをくまなく調べて回ります。やあやあ、なんだいこのエロスに満ち溢れたジャケットは。ぼくに借りてくれと無言のアピールなのかい。騙されるか。
　レンタルしたのは、以前から興味のあった女子十二楽坊のアルバム、『Beautiful Energy』と、レミオロメンのシングル『電話』のふたつ。前者は、タイトルとは裏腹に、見れば見るほど味のある顔ばかりで構成されている、中国のエリート演奏者女性十二人。中国っぽい演奏曲の他に、『ラブストーリーは突然に』、『世界に一つだけの花』、『地上の星』など日本の曲も見受けられます。メンバーそれぞれの肩書きに「〜コンクール優秀専門賞」と書いてあるだけあって、演奏は上手い……と思います。さらっと聴いたところ、『自由』あたりが好み。
　レミオロメンは、一ヶ月くらい前から密かに注目している三人組ですが、三人とは思えないほどクオリティの高い演奏です、たぶん。あらゆる意味で、スピッツとACIDMANを足して二で割ったような印象があります。或いは、武田鉄也とGacktを和田アキ子で溶かしてシェイクしてみた感じ。ごめんなさい、後者ウソです。でもまあ、『電話』は私的に良い曲なので、とりあえずお勧めしておきます。遠距離恋愛なんて言葉の上でしか知らない俺でも良いなあとしんみりしてしまいました。
　『○○が好きな方にはお勧め』というコーナーがあるのですが、『レミオロメンが好きな方〜』のところでACIDMANが紹介されていまして、それはいいのですが、肝心のレミオロメンのCDがどこにもなくて、ちょっと鼻水垂らしながら憤りました。ずるずる。