シーズンはすでに始まっているんですが

 と、ヤクルト巨人戦を見ていて思ったわけなのでした。
 なんで開幕シリーズからいきなり三連投させてるのかと思ったら、投手の登録メンバーが、セットアップの豊田とクローザーのクルーン、先発候補の金刃を除くと、越智、山口、西村、吉武の炎上カルテットしかいなかったんですね。中盤までに先発が降りてチームが負けていればそりゃあ、同じ投手を使わざるを得ない。開幕前には起用法のある程度のビジョンがあったのだろうけど、この連戦によって瓦解した気がします。小粒ばかりだけど層は厚い球団なので、結果を残せなかった投手はどんどん下と入れ替わるのでしょうね。
 ここまでチームの弱点がわかりやすく、かつ的確にそこを攻められて(或いはそれが原因で)敗北すると、つくづく野球は面白いなぁと思います。
 まだ若手のピッチングしか見てないけれど、この状態では、豊田とクルーンが揃って機能するとはとても思えず。どちらかが駄目でも穴を埋められる投手がいるのかどうか。ブルペンがこの調子では、先発陣に上原をはじめ2、3人イニングイーターが出てきてくれないと優勝は見えてこない気がします。しかし、投げている投手にとって、守備走塁にまったく期待が持てないチーム編成ってのは、どうなんだろう。マネーボールみたいにある理論に基づいてチーム作りがされているわけじゃなさそうだし、選手を集めるだけ集めといて、でも戦術がまるで見えてこないんだな。まあ巨人は毎度のことですが。一ヵ月後、あるいは半年後には見えているんでしょうか。
 それにしたってヤクルトは頑張りすぎだと思った。特に野手。