FF7ダージュオブケルベロス

 クソゲーオブザイヤーにノミネートされてたよ。びっくりだよ。びっくりケルベロスだよ。
 
 
 ずいぶん前にプレイしたけれど、いや、普通に楽しめたよ。システムが不親切なわけでも、ゲームバランスがぐちゃぐちゃなわけでも、シナリオが破綻しているわけでもないし。FF12にも言えることだけど、ただ単に購入層の期待値が高すぎただけじゃねえのかなあ。いや、期待することが悪いわけじゃないしむしろ原作の人気から言って当然なんだけども。ACも、たった二時間足らずの話にどこまで期待してるのさって節がなくもなかった。今回は普通にプレイして10時間前後。ゲームとしては割とお手軽。ムービーいっぱいあって楽しめたし、なんつったって要所要所の昔のムービーで出てくる若かりし日のヴィンセントさんがモエですよ。彼ってあんなキャラだったのかよ。実にモエですよ。あれは見れてよかった。ルクレティアのヒスっぷりもよかったし、宝条もまあ声優当てやすかったろうなあと。ストーリーは可もなく不可もなく。世界ひとつをまるごと扱ってるRPGなら後からいくらでもこじつけて続編出せるよなー。でも、なんでユフィばかり最前線で目立ってたのかよくわかんなかった。別にあそこに新キャラが入ってきても問題はなかったはず。といっても新キャラは何人も出てたし、あえてユフィだったのか。でも、最前線に出てきた割には見せ場が少なくて不満だった。一応脇役としてそれなりの働きはしていたけれど、スポットライトの中心は常にヴィンセントさんなわけで。うーん、引き立て役でしゃーないのか。FF7のユフィは乳首ねじ切りたくなったけど、今回はなんというか一部モエでした。ヴィンセントに礼を言われて照れるところとか。あれスタッフ狙ってたな、間違いない。
 敵サイドははっきり言ってお粗末だった。CMとかでは存在感あった気がするんだけど肝心のゲームの中ではいわゆる四天王だぜ、強いんだぜ、でもそれだけだぜ的な。殺人狂だったりサドだったりするちょっと外見派手めな残虐連中。まーこの手のお約束ですわと。「久方ぶりの……殺し合いだぁぁぁ!」「( ´,_ゝ`)フーン」という、彼(敵)と俺とのこの温度差がすべてを物語っている。
 つーか7外伝(?)に携わってるスタッフさんは、特に敵サイドに関してちと安直すぎやしませんか。ACのマザコン兄弟もだけど、今回はブラコンがいらっしゃったよ。四天王の一人が大ボスの弟で、ニーサンニーサン連呼するナル男なんだよ。オイッチニーサンシーにーさんにーさん。すぐさまACのカーサンカーサンを連想したよ。ブラコンやマザコン出せばインパクトあるんじゃねという短絡的な経過を辿ってないことを祈る。なんかな、ラスト付近でそいつらと戦うわけだけど、四天王倒しても特に達成感ないんだよな。なんだったんだろうこいつら的な生ぬるい感情しか残らないんだよな。一直線でボスのところまで着いちゃうのも盛り上がらないんで中ボス的な存在を作るのはいいんだけど、悪者悪者してるばっかで魅力がないんだよな。敵に魅力がない闘争ってつまんないっすよ。
 あ、でも、シェルクはモエでした。「ま、どーでもいいんですけど」、たまらんね。ロリだしね。踏まれたいね。言葉攻めされたいね。ムフーフ。
 あとなんかあったかな。あ、Gだよ。ガックンだよ。いやガックン好きなんですけどね俺。マリスミゼル時代からCD集めてたし。とかいう暗黒時代はいいとしてだ。とある条件を満たすとED後にムービー入るんですが、彼、基本的にはいい男だけど、斜め下のアングルから見るとえくぼが線になって老けて見えるときがあるじゃないですか? 今回まさにそれ。オイオイこの映し方はないだろって思ったよ。正面、斜め上から映そうよ。てっきり格好よく映ってるもんだとばかり思ってたからびっくりした。
 操作自体はバイオハザードよりは簡単かな、というレベル。イージーモードでオート照準でもきるし、難しくはない。