[日記]

 昨日まで話題にしていたことをあっさりスルーする、そんな気まぐれデンジャラスな男になりてえ。竹仙人です。
 さすがにそれはちゃらんぽらんすぎるので、井口選手、ならびにシカゴホワイトソックスおめでとう! 4勝0敗だったけど、すべて2点差以内の接戦、サヨナラありの延長ありで相手クローザーは8回から登板するわで、毎試合息をつく暇もありませんでした。誰でも知ってるレベルのスター選手が一人もいないのに強いのがすごい。3割打者が一人もいない。4番のコネルコが40発100打点をクリアしたけど、他に目立った成績の選手はいない。目につくのは1番ポドセドニックの盗塁数59くらい。フランク・トーマスが有名だけれどレギュラーシーズン、ポストシーズンともほぼ出ていないし。
 今回のホワイトソックスの優勝が、「チーム」、という言葉を再認識させてくれたと思います。ただ9人集まってやってるんじゃない、野球はチームスポーツなんだと。井口選手は年間を通して、まさにその象徴といっていい活躍をしたと思います。個々の選手がすばらいし成績を残しても敗退したヤンキースとか、来年どうチームを編成していくか楽しみですね。日本の読売ジャイアンツなんかは今年はもう選手の成績からして論外なので論外としても。
 昔はプロ野球をテレビで見てましたが、俺はどっかのファンであるわけではなく、野球というスポーツそのものを楽しみたかったので、よりレベルの高いメジャーリーグに興味が移ってからはほとんど見なくなりました。それでもちらほらと見てみましたが、そこで思ったのが、日本のプロ野球ってなんか雰囲気重苦しくて見てるだけで疲れる、ということ。日本シリーズともなればまた違いますけど、中継されてる巨人戦を見ると、どうもこう……みんなぜんぜん楽しそうに見えないんだよなー。今年振るわなかったからそう見えただけなのかもしれませんが。
 このようなシーズンが続けば、「ただ強いチームが見たいだけ」の自称巨人ファンがどんどん離れていくだろうな。俺は逆にそうなって欲しいという思いが強いです、ていうかもうなってるのかもしれませんが。弱くなったら離れるような奴はそもそもファンじゃない、というのもなんか違う気もしますし。今年巨人だファンだったやつが来年は阪神ファンで、再来年は中日ファンでもいいじゃない。ファンっていっても互いに対立せずに、いっそ簡単に行き来できて現在の立場を楽しめるくらいのスタンスがちょうどいい。
 「俺はどこどこファンだ!」とやたら固執する人を見るたびに不思議な気分になります。地元球団があればその気持ちがわかるのかな。この球団だから!ったって、首脳陣から選手に至るまで、生え抜きを除いた全員が元はといえば他球団の人材だった人じゃないですか。それが自分の球団にきたというだけで手のひらを返して応援しはじめる……どういった心理効果なんだろう。球団ってなんなんだろう? 小学生のころからの疑問です。
 ……なんでこんな話になったんだ。