買ってきました、大切な何かと引き換えに

takesennin2004-02-20

 証拠画像です……。
「わあ、なんかぼくの部屋がぼくの部屋じゃないみたいだ!」
 知ったことかよ。
 16冊重ねてレジに持っていく途中、バランス崩して落としそうになった。
 知ったことかよ。
 帰りのリュックが重かった。なんかギシギシいってるし。
 知ったことかよ。
 さっそく読みかけだった「いばらの森」を読破した。ええ話だった。
 知ったことかよ。
 それより問題がある。アニメイトで買ったところ、なんかマリみてフェアだかなんだかをやってるらしくて、店に入ってまず、レジのまん前にマリみてがたくさん並べてあるわけだ。全巻。でもそれは並べてあるだけで、要は流行っているものの見栄えを良くして買わせようって事なんだけど、けっしてあそこから取ってレジに持っていってください、という意思表示ではない。同じく物売りのバイトしてるから分かるんだけど、ああいう目立つところに置くものって、ごくごく少数しか置けない。位置的にというか、本来通路であったところに無理やりフェイス取って作ってるわけだから、幅がない。確か一巻につき三冊くらいしか配置されてなかった気がする。そこから各一冊ずつ、計16冊持っていく気にはさすがになれなくて、ちゃんと本のエリアから、一冊一冊丁寧に、左手の上に順番通りに乗せていって、片手運転で出前を運ぶ蕎麦屋の息子さながら不安定さに身を委ねてレジまで辿り着きましたとさ。しめて7500円くらいでした。そこに坂本真綾のアルバムも加わって、諭吉さんが逝っちまった。正確には稲造さん二人だけど。問題は金じゃないんだ。けっして金じゃないんだ。別の何かが失われた気がしちまって、ぼかぁ、ぼかぁもう……ッ。
 言うまでもなく左側が文庫で、右側は、そのフェラ……フェアの景品らしい。文庫一冊ごとに栞一つ選んでください、と。
店員「じゃあ、その五種類の中から……16枚選んでください」
 普通数値が逆ではないのか。とか内心ぶちぶち言いながら、祥子栞を四枚、他は三枚ずつ。なんに使えばいいんだ。……配ろうかな。
 義弟(ヴラザァ)、そういえば、勝ったらどうしましょう!