What's U-1?

 未知への挑戦。
 はい、というわけで現在、U−1なるジャンルに挑戦しています。
 しかしU−1は、いざ書こうとしてそう簡単にホイホイと書けるようなジャンルでは無い事が、実践していただけるとすぐに分かると思うわけですが、本当に本気で才能の成せる業ですょ。
 常日頃から無趣味無目的無気力の無し無し三要素を身に纏って生活している俺としては、たとえ傍目には痛い人に見られるとしても、現在を熱中して過ごす事が出来る何かであれば、なんでも大歓迎なわけですな。
 必要なのはモラルでも肩書きでもなくて、熱なんですょ。
 提唱。
 U−1を書くには、書けるだけの精神状態に持ち込まなければならない!
 U−1というのは、基本的に作者のメンタルな面がオーバーロード寸前のところで安定しつつ走り続けていく状態で、適度に自制心を失った頭がいい具合に閃きをくれる。
 ちょうど今の俺と対極ですな。
 書くためには、まずU−1を楽しめるようにならないと駄目だ。
 字面を見ただけで目を背けているようじゃ駄目なんだっ。
 といっても、もはや真っ向勝負で挑んで楽しめる位置には居ないようです。薄汚れてしまったので。
 ここで重要なのは、楽しめなくては書けないという事であって、楽しみ方に枠はないという事。
 文章の完成度、手に汗握る展開、魅力的なキャラクター=楽しい、は合ってるけど、それが全じゃない。
 逆もまた然り。
 ならば逆を行くまで、と。
 滑稽さを楽しめば良いわけですょ。
 即ち、ダメ要素が多ければ多いほど笑えるというオチ。
 算数の授業で、掛け算が出来ないクラスメートを指差して笑うってアレ。
 小学校でやった、自転車の運転テスト時の、乗れない人をクスクス笑うってやつ。
 あいつ自転車乗れないんだぜー、あははは。みたいな。
 そういう手前も前日まで乗れなかったわけですが、全く一切関係なし。
 している事自体は最低ですょ? 前提的に相手を見下しているわけですし。
 でもま、これがまた楽しいわけですな。
 掛け算が出来ない人を見て、何でそれくらい出来ないねん、と顔を渋くするより、或いは休み時間に親身になって掛け算を教えてあげるより、指差して笑った方が楽しい。
 一番楽しい選択肢かもしれませんな。
 じゃあ今まで顔を渋くして苛苛していたのを、急に指差して笑えるようになるのかというと、答えはyes。
 実際にクラスメートの掛け算だったら、たぶん無理でしょうが。少なくとも、SSに関してはyes。
 完全に驕りですが、まあそんな事は知ったこっちゃあないさ。
 意識の有りようは思ったよりも大きく動いているようです。
 そしてそろそろこんぺ作品に取り掛からねば。